夏の肌乾燥と保湿の重要性
2014年8月12日 | ブログ 美肌・フェイシャル
1年の中でもいちばん肌を傷めて老化を早めてしまうリスクがある季節が、まさに今、夏です!
度々お話させて頂いているように紫外線の影響が最たるものですが、日焼け止め対策はみなさま気を付けていられると思います。
でも、夏に乾燥を感じて保湿を十分している方はやはり少ないように思います。
夏は冬のように明らかな肌の乾燥を感じないので、保湿をおろそかにしてしまいがちなのですね。
夏はたくさん汗をかきますし、高温多湿状態で肌表面は潤っているように思います。
でも大事なのは、その下の、バリア機能と保湿機能を担っている角質層の潤いなのです。
汗は大事な保湿因子なのですが、大量の汗は肌を敏感にしてしまい、外部からの刺激に対する防御機能を低下させトラブルを起こしてしまうことがあります。
また、たくさんの汗と一緒に肌の角質層の潤い成分も失われてしまいがちです。
汗を何度も拭いているうちに、角質がはがれやすくなり、まだ未成熟な皮膚が表面に出てきた場合は防御機能は備わっていません。
紫外線により影響も受けやすく、乾燥しやすく、シミやシワもできやすくなります。
ただもちろん、汗をかいたらそのままにせず、できるだけ早く拭くことが大事ですし、長時間洗わないでいる事はダメージにつながります。
拭く時は、吸水性の良いもので押さえるように優しく拭き取ります。水で洗い流すのも良いのですが、その後の保湿が何より大事です。
肌の水分は、汗、紫外線、エアコンなどで奪われて、知らず知らずのうちに乾燥をしているのです。
表面が湿っていても、薄い層で作られている肌の内部の潤いは不足していることも多いのです。
そうすると、毛穴が目立ってきたり、小じわや表情じわも深くしてしまいますし、艶やハリにも影響してきます。
化粧水だけで保湿が万全と言うことは少なく、肌に応じた美容液やクリームなどで十分な保湿をして頂きたいと思います。
肌がべたついたり、てかりやすいと、あまり油分を付けたくない気分になるかもしれませんが、べたつくのは汗の成分のせいであったり、乾燥している為の過剰な皮脂が原因になっている事が多いのです。
また、油とり紙の使いすぎが乾燥を引き起こし、敏感な状態にしてしまうことがあります。浮いた油だけでなく、必要な潤いまで取り去ってしまったり、大事な角質層を損なうことにもなり得ます。
化粧水はたくさんバシャバシャ付けたからと言って、必ずしも十分な水分を保持できるわけではありません。
化粧水の中の美容成分が浸透し、肌の水分保持、保湿に働くので、その成分が問題で、たくさん与えたからと言ってその量の水分を保持することになるわけではありません。
色々な要因で、時間と共に水分は失われていきますので、適切な潤い成分や油分を重ねて蒸発を防ぎ、健康な肌が作られるのを助けてあげる必要があります。
ニキビが気になる方やオイリーな方は、どうしても、油分大敵みたいな気持ちになりがちですが、十分な保湿をすることによって過剰な皮脂分泌やてかりは収まりますし、ニキビの原因となる細菌に対する防御にもなります。毛穴をふさがない適切な美容液やクリームでのお手入れが大事です。
また、夏は汗に強い日焼け止め、ファンデーションなどを使っている方も多いと思いますが、肌に残すことなくきちんと取り去ることも重要です。
できるだけ長時間つけておくことなく、丁寧に優しく洗顔なさって下さい。
夏は、紫外線、エアコン、汗、細菌や浮遊物など、肌の大敵が多い季節ですが、紫外線から積極的に守りながら、丁寧な洗顔と十分な保湿をすることにより、ダメージを及ぼすことなく、健康な肌を保持できますので、頑張って頂きたいと思います。
度々で恐縮ですが・・もちろん美肌を作る原料は食物ですから、日々の食事を大事になさって下さい。
炭水化物を始めとしたバランス良い食事が大事なのですが、特に保湿効果につながる美肌の為に意識してとられることを
お薦めしたい食品は、大豆製品、青魚、色の濃い緑黄色野菜、海藻類、ゴマ・ナッツなどがあります。
また、それほどとりやすい食材でないかもしれませんが、生芋こんにゃくは、肌の角質層で水分保持する働きを担う
「セラミド」を多く含んでいます。食物繊維も多いので便秘がちな女性には嬉しい食材ですね。
きちんと食べる事を大事にしながら、適切なお手入れでキレイな肌をめざして頑張りましょう!