老化原因、紫外線の正体
2014年6月10日 | ブログ 美と健康
肌老化の原因の90%とも言われる紫外線は、陽射しとは別物で、目に見えないし、熱さも持ちません。
肌表面の日焼けの原因となる紫外線B波は、陽射しの強さと比例しますが、
紫外線A波は陽射しがなくても、かなりの量が地上に降り注いでいます。
梅雨時は、陽射しが強いイメージがないので油断しがちですが、梅雨の晴れ間の紫外線量A波は8月より多いというデータもあります。
梅雨の晴れ間はもちろんのこと、いちばん気をつけて頂きたいのが、曇り時の紫外線量です。
陽射しが強いと、感覚的に日焼け対策を講じようと言う気になるかと思いますが、曇りはその意識が
薄れてしまいがちではないでしょうか。
肌の表面上の日焼け原因のB波は曇り時には少ないのですが、肌を真皮から壊してしまう
紫外線A波は雲やガラス窓さえも通して、悪影響を及ぼす十分な量が私たち体内に入り込みます。
もちろんその影響は体内の活性酸素も増やし、重ねてお伝えしています通り、活性酸素は病気や老化の原因となります。
A波の降り注ぐ量は、雲の状態にもよりますが曇り時でも晴天時の90〜60%あります。
雨の時でさえ30%位は降り注いでいるのです。
エネルギー量が弱いため実感しにくいことが災いとも言えますが、日々長期に渡りジワジワと
確実に、肌真皮のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸と言った、肌の弾力繊維や保湿に必要な成分の
破壊や変性を引き起こし、シミを作るメラニン細胞にも影響を及ぼします。
その結果は即座に現れず、蓄積による結果として、シミ、シワ、タルミといった現象となり現れてきます。
皮膚ガンの原因となるとも言われていますので、甘く見ている訳には行きません。
紫外線対策は1年を通して必要ですが、特に4月から9月にかけての時期は要注意です。
日焼け止めなどでの対策は当然必要なのですが万全とは言えません。
塗り方や量によっても効果は全然変わります。
目頭と鼻の間のくぼみ、ほほ横からあごにかけてのフェイスラインはきちんと塗れていないことも多いので
気を付けて丁寧に塗る必要があります。
また、ほほ骨や鼻、眉上の骨辺りは角度的に紫外線を浴びやすいですから同じく要注意です。
全ての部分にきちんと塗れるように、力を入れすぎず引っ張り過ぎず、埋め込むような感覚で塗られると良いかと思います。
ただ、一度塗っても汗や拭いてとれてしまう事にも気をつけて頂きたいと思います。
もちろん、日傘や帽子なども併用なさることをお薦めします。
プラス大事な紫外線対策として、食物の摂り方があります。
活性酸素除去効果、細胞再生効果、シミ・シワ、ニキビ対策としてあらゆる美肌効果につながります。
ビタミンC、ベータカロチン、ビタミンEを多く含む、野菜や果物をたっぶりと摂るよう意識なさって
紫外線の影響が大事な肌と身体に残らないようして頂きたいと思います。
例えば、トマトとアボガドのサラダにオリーブオイルをかけた一皿などお薦めです。
それにバジルやシソを組み合わせたら更に良いですね。
ビタミンCは加熱に弱いので、加熱する場合は短時間で。
話は戻りますが、紫外線A波は、B波と違い、夕方にかけてもさほど量には変化がありません。
また、紫外線は上からだけでなく、空気中の浮遊物による散乱光や周囲の物からの反射光もあります。
日傘をさす場合などは、できるだけ体から離さないようなさると効果的だと思います。
風邪と同じで、少し意識して予防をしていることが、大事に至らない事につながります。
これから先のキレイな肌の為にも、いちばん有効なことは「予防」です。
無理なくできる事をなさって頂きたいと思います。