乳ガンのリスクを下げる
2015年10月3日 | ブログ 美と健康
今、女性のガンの一位である乳ガン。命を落とす事もあります。決して他人事ではありません。20代で乳房を片方失われた方、乳がん検査で乳頭奥にできたガンを早期発見され少しの傷を残されただけの50代の方などがお客様にもいらっしゃいます。「まさか自分が・・」と、とてつもないショックを受けられていました。手術後も不安は完全に消えることなく、検査を受け続けなければなりません。乳ガンのリスクは誰にでもあり、その10%位は遺伝によるものと言われていますが、生活習慣によるところも多いのです。今大丈夫だからと過信することなく、日々の生活を見直すことが自分の命を守ることと考えて頂けたらと思います。
乳ガン増加の一因は欧米化した食生活によるものであると考えられます。それは他のガンにも言えることです。乳ガンが50才位から多くなることの理由のひとつには、閉経後は脂肪を分解しづらく溜め込みやすい傾向にあること、そして、その脂肪細胞は、エストロゲンという女性ホルモンも蓄えているという事実。そのエストロゲンが乳ガンに大きく関わります。つまり、閉経後の肥満は乳ガンのリスクを高めますので、特に食事には気を付け適度な運動をし予防することが大事です。
高脂肪の食品の摂り過ぎは乳ガンリスクを高め、味噌汁、納豆などの大豆食品の積極的な摂取は乳ガンのリスクを下げる効果があります。
20代、30代などの若い世代にも乳ガンが増えているようですが、この世代の乳ガンの原因として考えられることの1つに、加工食品などによる野菜の栄養不足、アルコールの過剰摂取などのバランスの悪い食生活が考えられます。世代関係なくアルコールの摂取が乳ガンと関係していることは明らかなようです。
野菜不足はすべてのガンのリスクをあげることになります。ガンから体を守る抗酸化作用のあるビタミン、ミネラル、ポリフェノールなどの栄養が不足することのないよう、日々の食事を大切にしていきましょう。
デパ地下、コンビニなどの加工食品に入っている野菜の栄養には心配される点があります。加工の段階で栄養素が抜けていること、また発ガン性のある添加物が入っていることなどです。もちろん、忙しい日々の助けとなる場合もありますが、それだけに頼ることなく、洗って切る位の手間はかけて、栄養素の高い野菜、果物をプラスしたり、自分の体の防衛力を高めて行きましょう!
ガンは誰にでも起こりうる病気ですから、リスクを下げる為に、まずは体を作る食を大切にして、リスクの芽を取り込まない努力はしていきたいものですね。
また、乳ガンは自分でも発見できる確率が高いので、ひと月に1度、脇から乳房全体を見て触ってみるのを習慣化したいですね。たまに触ってもわからないものが、いつも触っていると、わずかの変化にも気づきやすいものです。
ガンの原因は、食生活だけでなく、大気汚染なども含み現代には溢れています。健康に生き抜くことを考え、少しでもその役に立てることができたらと、その想いを持って仕事をさせて頂いております。