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痩せない訳 ~食事~

2015年12月20日 |  ブログ 痩身・ダイエット

痩せたいと頑張っている事がかえって痩せない理由になっている事があります。いちばん間違えてしまうのは食事の摂り方です。 「痩せる」という事はあくまでも不必要な脂肪を落とし、今よりもっとキレイになる事で、体重が落ちる事とイコールではありません周りの人から見ても、ただ細くなったというのではなく、あくまでもキレイなボディラインに変わったと思われるように、落ちたいところが落ち、必要なところはキレイにキープする、これが大切な事ですよね。痩せたい一心でバランスの悪いダイエットなどをして、キレイなボディラインを遠ざけることのないように、そのリスクに気づきにくい若い世代の方は特に気を付けて頂きたいと思います。ほんとうの美しさに安易な近道はありません。ダイエットのくり返しで数年後に脂肪が落とせない体になっていることのないようにしましょう。 痩せる為には、基礎代謝を下げないこと、基礎代謝を上げることがとても重要です。生命を維持する為に必要なエネルギー消費量のことで、呼吸、体温維持、臓器を動かすなどの働きに必要なエネルギーです。1日で使うエネルギー(カロリー)の6~7割を占めているもので、18歳位をピークに加齢と共に自然に下がってきますが、生活スタイルの変化があり、活動量も減った状態をしばらく続けた25~30歳位に、気づいたらかなり太ってしまっていた…ということも多いようです。 加齢と共に減る基礎代謝ですが、食事や運動などで上げる事はできます。基礎代謝を上げると同じ生活をしていても痩せやすく太りづらい体になります。   【基礎代謝を下げる原因・上げる方法 食事編 】 ① 食事制限(カロリー制限)のし過ぎ 主なエネルギーになる炭水化物(糖質)の制限などで必要最低限の基礎代謝(平均約1100~1200キロカロリー)を下回る食事や、活動量に対して少なすぎる食事は基礎代謝を下げてしまい、体の機能が落ちて脂肪を溜め込みやすく燃焼できない体になります体重が落ちるのは必要な筋肉、骨などの大事な組織が痩せてしまうからです炭水化物も脂肪(油)も大事な栄養素ですので、間違えたダイエットをしないことが必要です。余分な脂肪を燃やせる、痩せられる体作りには、適切なエネルギー摂取が必要です。   ② たんぱく質、ビタミン、ミネラルの不足  糖質・脂質をエネルギーに変えたり、筋肉や臓器を作りホルモン分泌を促したりする栄養素が入ってこないと基礎代謝は落ちます。今の野菜自体にビタミンやミネラルが少ないという問題点もありますが、野菜類の摂り方がいつもコンビニやデパ地下だったりすると加工の段階で栄養素の流失があるためビタミンやミネラルが不足しがちになります。できるだけ自分で、緑黄色野菜、キノコ類、海藻類を中心に摂られる事をお勧めいたします。また、魚介類、肉、卵、大豆食品、乳製品などにも、タンパク質の他、重要な役割を担うビタミン、ミネラルが含まれていますので、不足することのないようバランスの取れた食事が重要です。 忙しい日々、どこでも食事を簡単に手に入れられるという便利さが、必要な栄養素を不足させてしまっている現実があります。自分の体を作る食生活習慣を大切にして頂きたいと思います。 なかなか調理が・・という方でも、調理はほとんどせず、手っ取り早く、必要な栄養素を補給できる食品や、バランスの摂れた組み合わせなど、活用方法を少し挙げてみますので、ご参考にしてみて下さい。 海苔 (できれば焼き海苔、青のりがいいですが味付け海苔でもOK) 納豆生卵と合わせたり、かつお節にしょう油少々+海苔でおかかご飯、チーズに巻いて間食にもgood!もちろんそのままでも! 青じそ(大葉)  これも海苔と同様、海苔とのお薦め組み合わせで挙げたものとほとんど合います。できれば低農薬か無農薬の物がいいですが、そうでなければよく洗って使って下さい。ちょっと珍しい組み合わせですが、サバの味噌煮ともベストマッチでとても美味しくなります。缶詰でももちろんOK!また、一例として皆さまに好評なのが、アボカド豆腐焼き海苔青じそを合わせ、つゆの素やドレッシング少量をかけると美味しいです。 ベビーリーフ、カイワレ、アルファルファ、ブロッコリースプラウトなど  青じそ同様、洗うだけですが、栄養価の高い野菜たちです。やはり栄養価の高い冷凍のコーンを軽くレンジでチンしてそれぞれに合わせて、オリーブオイルとポン酢やしょう油+レモン汁などをかけるのも美味しいです。ちなみにオメガ3脂肪酸のグリーンナッツインカインチオイル+ポン酢またはしょう油でもとても美味しく健康にはとてもお薦めです。 トマト、アボカド バナナなど果物類(量を多すぎると糖質過多になります) クルミ、アーモンド、カシューナッツ、干しブドウ 食べ過ぎてはカロリーが多すぎますが、間食や補食として適量を摂られることをお薦めいたします。 ゴマ、かつお節 ほうれん草小松菜チンゲン菜春菊などのお浸しと合わせたり、ご飯にかけたり。野菜はさっと茹でてもレンジでチンでもOKですし、洗わなくていい冷凍野菜を利用しても! 納豆、豆腐、しらす干し(ちりめんじゃこ)、サバ、イワシ、サンマ、サケなどの缶詰 単品より、青じそ(大葉)、海苔、かつお節などと合わせてが栄養バランス的にもいいです! 乾物の桜えび、切りいか、あたりめ 乾物は保存が利きますし、タンパク質、カルシウムなどのミネラルも豊富です。間食などにもお薦めです。   他、良質な青汁野菜ジュースも、野菜不足を補うものとしてはよろしいかと思いますが、調理するまでもなく、レンジで温野菜で食べられるものもたくさんありますので、食物繊維を含む野菜自体をできるだけ摂るようにして頂きたいと思います。 また、主食に玄米を用いると、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に効率良く摂る事ができますので副菜が少なくてもバランスが摂れますちなみに当店で販売している玄米は無農薬の赤ちゃん玄米ゆえ粒が小さいですから、同じ量を摂る場合、普通の玄米より数を多く摂る事になり胚芽の数が増えますので必然的に栄養価も高くなります。白米と半々にしたりする方が多いですが、クセがなく美味しいと言って頂いております。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。   ③ 加工食品、インスタント食品など添加物の多い食事、農薬の多い食品 食品自体の栄養素が加工の段階で流失してしまったりすると同時に、体内に入った添加物が大切なビタミンやミネラルの吸収を阻害してしまうことがあります。また、添加物や農薬が臓器に負担を与え機能を低下させたりすることがあります。臓器の働き、特に肝臓の機能低下は基礎代謝に大きく関わります。   ④ 水分不足 体の代謝に一番必要な水分。寒さと乾燥で免疫力も落ちる冬ですから、特にこまめな水分が必要です。水分が不足すると血流も悪くなり確実に基礎代謝は下がります。   ⑤ 食事の時は良く噛む 満腹中枢も刺激され食べ過ぎを抑えることにもつながります。早食いは太る元になります。ゆっくりよく噛んで食べる習慣がつけられたらベストです。美味しいと味わうことも脳的にダイエットには有効な事ですから、できるだけ携帯をいじったりせず食事を楽しめるとよいと思います。
 また、吸収された栄養素が分解されてその一部が熱となって消費されます。食事誘発性熱産生代謝といって約10%位のエネルギーを消費します。食事の時に体が熱く感じるのはこの為です。この10%というのは、通常のバランスの取れた食事で、糖質(主食など)、脂質、タンパク質が組み合わされている場合です。ちなみに、タンパク質のみの場合は約30%、糖質のみの場合は約6%、脂質のみの場合は約4%です。どれも必要な栄養素ですが、夜に食事をする時などはタンパク質を多めにすると太りにくいという事が言えます。飲むだけの食事やよく噛まないで摂る食事より、よく噛んで食べる方が食事誘発性熱産生代謝は高くなります。
 
⑥ 食事前の空腹時に、階段の上り下りやスクワット、腹筋などの軽い運動(歩き回るだけでもOK)をすると、エネルギー消費が高まり、脂肪燃焼にもつながります。