痩せる為に必要な脳のコントロール
2014年9月25日 | ブログ 痩身・ダイエット
痩せる気持ちが続かなかったり、太るとわかっていながら食べ過ぎてしまったり・・・食欲をコントロールすることは簡単な事ではありません。
それは、精神のコントロール、すなわち、脳内ホルモンのバランスがとれなくなる事が大きな要因です。
私たち現代人は外からの刺激を受けて生きているので、なんらかのストレスがかかっていて、そのストレスの度合いにより脳内ホルモン、セロトニンが減少します。
また、生理前には女性ホルモンのエストロゲンの不足と連動して、セロトニンも不足します。
セロトニンは、神経を安定させてくれて、心のバランスを保つという、とても大事な役目を担う、安らぎホルモンです。
セロトニンが不足してくると、ストレスに対して弱くなり、精神のコントロールがしづらくなり過食にも走りがちになります。
痩せたい、痩せようという気持ちを高めて頑張る意欲も必要なのですが、頑張り過ぎて、痩せる事を特別な事としてとらえ過ぎてしまうのは逆効果になります。
それがストレスとなり、安定ホルモンのセロトニンの分泌を少なくしてしまいます。そうすると、反動が起き過食してしまいます。
まして、リバウンドなく、本当の意味で、きちんと痩せるという事には、ある程度の時間がかかりますから、痩せる事を特別な事として頑張り過ぎていると、脳がその結果を早く早くと求めてしまいます。これだけやっているのだからと期待してしまうのです。その期待が大きければ大きいほど思うようにいかないと、脳は強いストレスを感じてしまい、ホルモンのバランスを失い、結局は痩せる事が遠のいてしまいます。
すべて、頑張り過ぎない事、つまり自分にストレスを与え過ぎない事、ほどよく休む事、そして、できるだけ自分の心のバランスをとれるよう、セロトニンの分泌を普段から高めるようにしておくことが、効果的かつ健康を損なわずに痩せるためには重要な事であると思います。
セロトニンの生成を高める方法ですが、まずは原料となる、良質タンパク質、ビタミンB6を食事から摂ることが必要です。
納豆、大豆製品、乳製品、バナナ、カツオ・マグロの赤身、豚肉、レバー、ウナギ、紅鮭、たらこ、ナッツ、ゴマ、そば、玄米、アボガド、青魚、卵、海苔、にんにく、かつおぶし、しらす干しなどに特に多く含まれています。これらの食品をバランス良く食事に取り入れてみて下さい。
セロトニンは起床後30分以内に目から受ける光の刺激で活性すると言われていますが・・・個人的には紫外線の影響が気になるところでして、カーテンを開けて部屋の中から外の光を見るにとどめております…。外の光がむずかしいようなら、電気をつけて明るくしてみましょう。
また、一定のリズムで運動や同じ動きを15~20分位するのも効果的で、ウォーキング、自転車、窓ふきなどをリズム的な動きに集中してすることもセロトニンを増やします。また、ゆっくりと鼻から息を吸って口から吐く深呼吸をする事も有効です。ため息も一人の時なら、どんどん吐いてください。ゆっくりと長く吐くことを意識して吐きましょう。
私たちが気力を持って過ごせるのも、穏やかな日常を過ごせるのも、心身のホルモンバランスのなせるわざなのです。
ホルモンのバランスをとるためにも、ストレスを感じたら、なるべく早く解消するような工夫が必要です。時には甘い物を食べるのもよいのですが、それが後悔やエンドレスになるようなら、ストレス解消どころか余計ストレスをためてしまいます。食べるなら、大好きな物を楽しみながら食べてください。決して、太るなんて思わずにゆっくりと味わって食べてください。神経を落ち着かせるテアニン効果のある美味しい緑茶などと一緒に食べるのもいいですね。心地よく感じる時間を持つことで、上手にストレス解消してください。
脳内ホルモン、セロトニン効果で、キレイな体づくりを楽しんでいきましょう。